2016年4月29日金曜日

感想・書評「そして誰もいなくなった:アガサ・クリスティ」ネタバレ注意・犯人の殺害方法ですが、すべて民謡「十人のインディアン」の歌詞にのっとって行われています(レビュー)。 #読書

そして誰もいなくなった アガサ・クリスティ:容疑者全員が被害者!?

この本を読んで、面白いと思った点は終盤の謎解きでした。謎解きといってもこの話には探偵が出てこないので、犯人による種明かしのようなものでしたが。小さな離島でそこにいる人が全員殺されてしまう、普通に考えれば最後に残った二人のどちらかが犯人で、片方を殺害した後に自殺すればこの状況は作れます。しかし、それではあまりに簡単すぎます。誰が犯人なのか、どうやって犯行を行ったのか。これを考えながら読んで最後に答え合わせをする。そんな楽しみ方もできる小説です。
犯人の殺害方法ですが、すべて民謡「十人のインディアン」の歌詞にのっとって行われています。10人の少年達が事故などで死んでいき最後に残った一人も自殺してしまうという残酷な歌です。私の好きな部分は蜂にさされて死んでしまう少年のところの殺人です。虫を操って殺すなんて無理だろうと思って読んでいましたが、犯人は驚くような方法で蜂にさされて死んだかのような状態を作り出しました。これには、してやられたとしか言いようがありませんでした。

ありがとう寄稿。

今後の希望の展開として、一龍と二狼が何かしらの方法で甦り、三虎とともに3人でアカシアへ戦いを挑んで、そこにトリコ達一同が合流してアカシアとの決着をつけて欲しいと思っております。
トリコ・グルメ367「あの涙は!!」感想&368話予想+あらすじ・確定ネタバレ注意!二狼の元にアカシアが到着し、因縁の師弟対決がスタート…週刊少年ジャンプ感想20号2016年 - ナカノ実験室

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