2016年3月6日日曜日

感想・書評「ダークゾーン:貴志祐介」ネタバレ注意・仮想の軍艦島で起こるSFのような場面転換とホラーのような後味の悪さが最高(レビュー)。 #読書

ダークゾーン 貴志祐介 著 仮想の軍艦島で起こるSFのような場面転換とホラーのような後味の悪さが最高

一人称と三人称が章ごとに繰り替えされており、主人公の視点と神からの視点の両方で主人公を見ることで感情移入がしやすかったです。読んでいる途中、いくつか腑に落ちない点がありましたが、次のページを捲るときにはそれが気にならなくなってしまう程に臨場感ある小説です。
 また、この話は将棋がキーワードになっていて、主人公も棋士です。私は将棋のルールはいまいちで、なんだか地味な話なのかな、と思いましたがそんなことはなく、ルールを知らなくても引き込まれました。というより、この小説の中ではチェスの駒のイメージさえ出来ていれば大丈夫です。チェスと将棋、ほぼ同じルールのゲームのわずかな違いから主人公が勝ちを進めていくシーンもあり、ダークゾーンならではの意表を突いた戦法には驚かされました。
 読者次第で受け取り方がいくつかあるような終わり方だったので、読み終わっておしまい、ではなく読み終わった後もしばらくは考察が楽しめました。全ては主人公の妄想だったのか、それとも全ては繰り返されているのか、是非読んでみてください。

ありがとう寄稿。

光月一族の旅の秘密に触れつつ、雷ぞうをひとしきりいじったあとに、サンジの生い立ちの秘密に少し触れていきそうな感じがする。
確定ネタバレ注意!ワンピース-ONE PIECE第817話「霧の雷ぞう」感想&818話予想+あらすじ・男の子たちはみんな忍者が大好き…週刊少年ジャンプ感想13号2016年 | 大人がおすすめる漫画日記。

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