2016年3月13日日曜日

感想・書評「老嬢物語:高楼方子」ネタバレ注意・児童文学作家が出会った、世界中のおばあさんに関するエッセイ(レビュー)。 #読書

老嬢物語  高楼方子  ユーモラスなおばあさんがいっぱい

おばあさんが大好き、という児童文学作家が出会った、世界中のおばあさんに関するエッセイ。年をとっていくとみんな、“おばあさん”という、同じようなキャラクターになるのだろうか。世界中、どこの国のおばあさんが登場しても、“あぁわかる、おばあさんってこういうかんじだよね、こういうことあるよね”と納得してしまう。それが、どれもこれもほほえましいエピソードばかりなので、心があたたかくなる。おもしろいエピソードの中にも、おばあさんの持つ優しさがしっかり表れているのは、作者の愛情の表れだろう。作者の感性と観察眼、おばあさんへの優しい目線が軽い文体で書かれ、まるで話を聞いているようにすっと心に入ってくる。一章がさほど長くなく、さらりと読めて楽しめる。何度も読み返して楽しめる一冊。そのうち、この本に出てくるようなかわいらしくユーモラスなおばあさんになれるだろうか。こういうおばあさんになれるなら、年を取るのも悪くない。

ありがとう寄稿。

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